真桜_通常01
真桜軍の忠実なるしもべのみんな、ごきげんよう!
『ゴルフの魔王』こと大心知真桜さまが、ゴルフで勝つためのメンタルを伝授するコーナーだぞ!

シニ―_通常01
アシスタント役のシニーです。
さっそく、本日のご相談ですが……

「いろいろなレッスンや練習方法がありますが、どの理論が正しいのかわかりません」

シニ―_怒る01
……とのことです。
たしかにゴルフのレッスンは、コーチごとにやり方が違いますよね。

真桜_にこにこ02
まあ、悩む気持ちは分からなくもない。
こっちの雑誌では「手で打て」と言われ、あっちの番組では「手で打つな」と言われる。
熱心に勉強をするほどに、多くの知識が矛盾して、訳がわからなくなってしまうものだ。

シニ―_困る02
どのコーチも、決して嘘や間違ったことを言っているわけではないと思いますが……。

真桜_通常02
言い方が違うだけで、伝えようとしていることは同じだったりもするからな。
一瞬で終わってしまうスイングの技術と感覚を、言語で正確に伝えることは難しい。
だから生徒がイメージしやすいように、言葉の表現やメソッドを変えているのだ。

シニ―_困る01
相談をしてくれた方ですが、今まで何人もコーチを変えているようです。
高い会費のレッスンを受けても、あまり効果がなくて、悩んでいるようですね。

真桜_困る 01
ふむ、それは重症だな……。
面倒だが、この真桜様がアドバイスをしてやろう。

シニ―_苦戦01
面倒とか言ったらダメですよ〜!

真桜_にこにこ02
はっはっは、冗談だ。
では始めるとしよう!


真桜_通常02
まず、ゴルフのスイングに決まったやり方はないということを思い出して欲しい。
要はゴルフクラブを使って、ボールを狙った場所に飛ばすことが出来ればいいのだ。
片手で打とうが、空を見ながら打とうが、自分が打ちやすければ何だって構わない。

シニ―_怒る01
たまに変則打ちのゴルファーさんを見かけますよね。
基本的なスイングの動作とは違いますが、ご本人にとっては打ちやすい形なのでしょう。

真桜_にこにこ03
いまシニーが「基本的なスイングの動作」と言ったな?
では聞かせてもらうが、「基本」とはどのようにして出来たものだ?

シニ―_びっくり01
えっと、それは……
たくさんの選手の、技術や経験をまとめたもの……でしょうか?

真桜_通常01
うむ、その通りだ!
当然ながら、ゴルフが発祥した当時には、基本も何もない。
いかに「道具」を使って「ボール」を思い通りに飛ばすか、その試行錯誤が続けられていたわけだ。

真桜_通常02
その結果、大多数の人間にとってゴルフの上達に役立つであろうノウハウがまとめられた。
新たな技術が生まれば、内容はアップデートされ、さらに枝分かれして創意工夫がなされていく。

シニ―_怒る01
そう考えますと、「基本」という言葉に重みを感じますよね……!

真桜_にこにこ01
しかし所詮、基本は基本に過ぎない。
多くの人間にとってゴルフの上達に役立つ共通のノウハウ」だからな。
基本の練習だけをしていては、やがて壁にぶつかってしまう。

真桜_通常02
プロ選手のスイングを見て、一つとして同じものがあるか?
人間はそれぞれ、身長も体重も、柔軟性も筋力も異なるものだ。
基本的な練習は、自分のスイングを育てるための準備段階と思っておけばいい。

シニ―_困る01
でも、基本から先への進み方って、とても難しいと思うのですよ。
きっと相談者の方も、自分なりの成長をしたくて、色々と探されているのだと思います。

真桜_にこにこ02
だから、それでいいのだ。
多くのゴルファーの試行錯誤によって「基本」が出来上がったように、自分だけの「基本」を見つけるための努力を続けていくことが正解だ。

真桜_通常02
どのレッスンが正しいか、上達の近道になるかなんて、選ぶ必要はない。
ある程度の基本を身につけたら、あとは自分の中にあるスイングを育てていけばいい。

真桜_にこにこ01
例えば、漫画家を目指している人間にも、基本的な技術は必要だろう。
しかし自分の漫画を描こうとする段階で、また別の「漫画の描き方講座」を読んでも、何の役にも立たないはずだ。
自分らしい漫画を描くためには、それまでに習った基本を崩さなければならない。
そうでなければ、誰かのモノマネのような作品しか描けなくなってしまうぞ?

真桜_怒り01
それはゴルフでも同じことだ。
今までに習った「基本」を壊すことには勇気がいるだろう。
しかしゴルフには決まった打ち方はなく、誰一人として同じスイングはないことを思い出せ!
自分だけのスイングを見つけるのだ!

シニ―_苦戦02
では、つまり……
相談者の方には「このまま試行錯誤を続けながら苦しんでください」ということでしょうか。

真桜_にこにこ02
うむ、そういうことだな!
しかしそれでは味気ないので、もう一つだけヒントをやろう!

真桜_通常02
ゴルフの長い歴史で、大きく変わったものがある。
それはゴルフクラブだ。
およそ100年前までは、ヒッコリーという木製のシャフトが使用されていた。

シニ―_通常01
シニーも練習で、ヒッコリーのクラブを試したことがありますよ。
現代のクラブとは、しなりも感触もまるで違いました。
弾道は緩やかで、現代のクラブのようにスピンがかかりません。

真桜_通常01
ゴルフの技術は、クラブの技術と切り離すことはできない。
体の動きにばかり注意を向けていて、パートナーであるクラブを軽視していないか?

真桜_通常02
自分が使っているクラブが、どのような動きを前提に作られているのか。
それを理解し、クラブに向き合うことで、自分に最適なスイングに近づけるはずだ。

真桜_にこにこ03
今回は以上だ!
各自、研鑽に励むように!

シニ―_にこにこ01
それでは、またお会いいたしましょう。